結1巻 冬休み
12月末から1月。 結衣は折本を通して八幡の人間関係への執着の無さを知る。結衣は八幡が自身を選択したことを知り、しかし雪乃との関係性を持続させるべく、積極的な行動を開始する。
preludevol.Y1, l.0024
話者は結衣。クリスマスパーティー後。八幡は結衣と雪乃にプレゼントを贈る。
本編6.5巻収録の そのクリスマスキャンドルが揺れる時……。
vol.06.5, l.4488 を結衣視点で描いたもの。
ひとつひとつを比べたら、結構そこそこ似ているものばっかりなのに、全然違うものになってしまうvol.Y1, l.0033
暗喩。俺ガイル本編と結。あるいは高校卒業前と後の人間関係。
彼の死んだ魚みたいな目がいつもより優しかった。/その眼差しを見て、「ああ、そっか、楽しかったんだな」って思うとvol.Y1, l.0047
本編での結衣の設定の強調。結衣は八幡や雪乃の感情を正しく推定しそれに沿って振る舞う。
砂糖菓子のサンタもお家も、チョコレートのプレートも全部ひとり占め。vol.Y1, l.0070
暗喩。俺ガイル結でも結衣の願いは本編と変わらず「全部欲しい」であるということ。
ただしこの「全部」は雪乃の幸せを含み、であるから八幡の全てを意味するわけではない。
「大事にする」/言葉よりもちゃんと伝えようと、そのシュシュをぎゅって抱きしめる。vol.Y1, l.0132
俺ガイル結での結衣の行動原則の一つ。雪乃に遅れを取った場合に、結衣は言葉よりも行動で示す。 「また、明日ね」
vol.Y1, l.2692 も同様。
あたしも、なにか言ったほうが良かったかなって、ちょっとだけ後悔してしまった。/だから、あたしは腕を上げて、ひらりと大きく手を振ったvol.Y1, l.0174
以降結衣は別れ際に積極的に行動する。
「ヒッキー!よいお年をー!」vol.Y1, l.1086
「えっと……、また、明日ね」vol.Y1, l.2692
十二月の夜風は冷たいけれど、並んで歩いていれば、全然気にならなかった。vol.Y1, l.0025 /十二月の夜風はやっぱり冷たくて、ちくちく刺すように痛い。vol.Y1, l.0179
対比。下記の結衣が「気づいてしまった」事が、結衣にとっては辛いことだ、ということ。
気づいてしまった。/ずっと前から、好きだったんだ。vol.Y1, l.0182
「誰が」「誰を」好きだったのか、が意図的に排除されている。本文中の記載に従えば
「由比ヶ浜さんがブルーで、私が、ピンク?」/
「いや、それでいい、と俺は思うんだが……」vol.Y1, l.0115
「比企谷くん」/
そうやって普段どおりに呼びかけるために、彼女はいくつもいくつも手順を重ねている。/
「……メリークリスマス」vol.Y1, l.0115
を意味しよう。
少なくとも「結衣が」「八幡を」好きだったことに気づいた、のみでは不足だろう。言うことも
/ していなかった
vol.Y1, l.0184 , 踏み出せない
vol.Y1, l.0186 という記述は 「待たないで、……こっちから行くの」
vol.06, l.2883 という台詞とは矛盾する。
そうして、比企谷八幡の冬休みが始まる。vol.Y1, l.0189
冬休み。八幡は偶然雪乃と結衣に逢う。別々に同じ映画を見る。彼女達はクリスマスイベント前より仲が良い。
本来向き合わなければならないことに背を向けているような気がする。vol.Y1, l.0192
雪乃と結衣のどちらを選ぶか。二人とも選ばないか、二人とも選ぶか。
ほんのりと、紅茶の香りが漂う場所で。vol.Y1, l.0479
八幡、結衣、雪乃、で喫茶店へ。折本と遭遇。折本は「ヒッキー」の愛称を笑う。雪乃は八幡を庇い、折本は態度を改める。
「ヒッキー、……の部活の部長、です」vol.Y1, l.0774 /由比ヶ浜のネーミングセンスが笑われているような気がして、それを庇いたかったのかもしれない。vol.Y1, l.0781
本編と同様に八幡の推測がまちがっているとするなら、雪乃は八幡を名字で呼び捨てる折本に対抗した、か。
「ありがとー!……ございます?」vol.Y1, l.0827 /もともと気を遣う性質の由比ヶ浜ではあるが、折本に対してはそれが少々過剰なようにも感じる。vol.Y1, l.0838
そこで聞いてた印象と、折本さんの態度はちょっとだけちぐはぐで、だからあたしはびっくりしたのかもしれない
vol.Y1, l.1186 が理由か。であれば、八幡から折本に対する距離感と、折本から八幡や結衣に対する距離感とが大きく異なり、結衣にとっても距離感を合わせにくい、ということ。
中学の時にも折本とこんな感じの会話をしていたような気がする。/それが妙に懐かしく、それでも痛ましくはなかった。vol.Y1, l.0885
八幡はすでに折本による傷を克服している。 始まってもいなかったものを、今になってちゃんと終わらせることができた気がした
vol.08, l.1979 。
夏のときは何もできなかったしvol.Y1, l.0922
恐らくは八幡の誕生日、あるいは花火大会で告白寸前に至ったこと。 「携帯、いいのか」
/ 彼女の言葉の続きを押し留めた。
vol.05, l.2186
「ヒッキー、学校での仕事はなんだかんだ言いながらちゃんとやるのに……」vol.Y1, l.1006 / (その本当の理由を)言葉で定義してしまうのは何か重大なまちがいのような気がした。vol.Y1, l.1012
八幡の「自身の好意を言語化しない」という態度が俺ガイル結でも共通だということ。さらに言えばおそらく俺ガイル結は本編と八幡は変わらず結衣の行動の変化による分岐を描くということ。
「その本当の理由」は単純に雪乃を好きだから、で良いだろう。
「あたしは部活が一番大事だから!ゆきのんに黙ってバイトとかしないよ!」vol.Y1, l.1050 /雪ノ下は純粋に由比ヶ浜との時間を、あの部室での時間を愛おしく感じているからvol.Y1, l.1056
雪乃が八幡や結衣のバイトを否定してみせた理由を結衣や八幡が正しく察している。結衣も八幡も、生徒会長選やクリスマスイベントでの鬱屈がコミュニケーション不全によるものだということを理解していて、それを反復しない、ということ。メタな視点では、俺ガイル結は本編とは異なりコミュニケーション不全を描かない、それによる鬱屈を主題としない、ということ。
俺は多分、知らないことが増えてしまうのが嫌なのだ。vol.Y1, l.1058
俺ガイル結における八幡攻略法、結衣の勝利条件、か。
小さく密やかに、折本かおりは問いかける。vol.Y1, l.1063
八幡は雪乃らと別れた帰り道で折本と再会する。折本は雪乃と結衣のいずれかを好きなのかを問い、しかし八幡は答えない。
「ていうか、どっちと付き合ってんの?」/前に似たようなことを聞かれたことがあるだけにvol.Y1, l.1145
「あの子たちのどっちかと付き合ってるんだと思ってた」
vol.09, l.1407 のこと。
「じゃあ、どっちが好きなの?」/今度は即答できなかった。vol.Y1, l.1153
八幡は決めていない。 未だ存在しない答えは口にしえない。
vol.Y1, l.1282
俺ガイル本編中ではこの「八幡は結衣と雪乃とどちらが好きか」は問われない。本編中の八幡はそれを正視していない。
Interludevol.Y1, l.1160
結衣は八幡と折本の距離感を卒業後の自身と八幡の距離だと察する。その対策として、できることをやろう、と誓う。
日記、つけてるんだ……。/来年の目標決まり。忘れないように日記に書く。(vol.Y1, l.1174)
結2巻では結衣は日記をつけている。さらにそこで ほんとの言葉って難しい。
/ それを探すために書いているのかもしれない。
../Y2, l.0050 につながる。
彼にとって、昔の同級生ってこれくらいの距離感なんだって思ったから。vol.Y1, l.1191
折本と八幡の姿が卒業後の八幡と結衣の姿を示すということ。俺ガイル結におけるバッドエンドの定義。本編での 「たまになんかで顔合わせて、世間話のひとつもして、連絡とって集まりもして」
/ 「しばらくは頑張ってみても、絶対疎遠になる」
vol.14, l.4279 と等しい。
どう思ってるのかわかりづらいんだよね……。何を考えてるのかはわかりやすいんだけど。vol.Y1, l.1209
この時点でのいろはは「本物が欲しい」を覗き見した直後、葉山に告白し振られた直後、である。いろはが八幡や葉山をどう思っているのか、は推定不可能で良いだろう。
悪く言っていいなら、あたしも結構そこそこ言いたいことあるけど!っていうのは自分の中にぐっと収める。vol.Y1, l.1233
俺ガイル結シリーズでの、この時点での3人の関係性の現状。
俺ガイル本編で最終的に至った関係性との対比。俺ガイル本編完了後、俺ガイル新にて、結衣は、雪乃や八幡に結構そこそこ言いたいことを言う様になる。結果として奉仕部は 俺たちはもっと気軽に、お互いを傷つけあって、その分だけ確かな関係を築き上げていくことができるはずだ。
vol.N4, p.079 というより剛健な関係性に至っている。
あたしも、彼女も、彼も、変。/今はまだ心が伴ってないから、変でしかない。vol.Y1, l.1255
心が伴えば恋。
だから、あたしはできることをやろうと思う。/学校とか部活とか仕事とかそういう理由がなくなっちゃっても大丈夫なように。vol.Y1, l.1259
結衣がバッドエンドを回避する決意。
「初詣、どうしよっか」vol.Y1, l.1266
本編との明示的な分岐。できることをやろうと思う
の一つめ。
本編では初詣の結衣と雪乃は小町が集めた。その結果結衣は三浦らと八幡・雪乃らとの板挟みに合った。俺ガイル結では結衣が能動的に雪乃と八幡とを集めた。この結果結衣は三浦らとの衝突を回避する。
今も昔も、折本かおりは変わらない。vol.Y1, l.1268
折本曰く、他校の友達が欲しくてバイトを始めた。折本は八幡に自転車を漕がせ、八幡宅を訪れる。小町と大志が訪れ、折本は挨拶のみで帰宅。
「他校に友達ほしくてさー。」/折本にとっての友達はブランドではなくて、もっと違う意味合いを持っている気がするvol.Y1, l.1394
「自転車ですぐ帰れるし、比企谷んち送ってってあげるよ」vol.Y1, l.1454
折本のキャラクター設定の詳細化、外向的で未知の人付き合いを求めるタイプだ、ということか。
比企谷は優しくて好きだけど、……ちょっと付き合えないなぁvol.Y1, l.1432
『比企谷くんは優しくて好きだけど、付き合うとかはちょっと…うん、お友達でいてください』ってかおりちゃんに言われて以来だよ…
vol.01, l.1762 が初出。
ある意味、川崎大志は大物である。vol.Y1, l.1583
大志が比企谷家を訪れた表向きの理由は八幡に入試の模擬面接の相談をすること。本当の理由はもてたい、どうすればいいか。
なんかちょっと気が楽になってきたっすvol.Y2, l.1764 /「なんか、やる気出てきたっす」vol.Y2, l.1882 /なんすか今の超かっけぇ!vol.Y2, l.1898
「たまに頑張るからね。だから、変な説得力があるんじゃない?知らないけど」」
vol.Y2, l.2931 に従えば、本編2巻の「川崎。お前さ、スカラシップって知ってる?」
vol.Y2, l.3004 の件により八幡を美化している。
「高校入ってどうやったらモテんすか」vol.Y1, l.1839 /「さっきの件、そっこーで相談行きますから!」vol.Y1, l.1886
「比企谷さんは奉仕部に入ってるの?」
vol.A2, l.3104 のこと。
川崎大志が知る奉仕部は2巻、雪乃が八幡と敵対している時期であるので、川崎大志が八幡がモテていると考えているということは、川崎大志が川崎沙希の八幡への好意を把握しているということ。
何があっても、比企谷小町はお兄ちゃんを認めている。vol.Y1, l.1907
小町は折本の友人達を好まない。小町曰く小町を理由にするな。
かつて俺が折本に告白して振られた話を面白おかしく噂して回った奴はそれなりに数がいたはずだ。vol.Y1, l.2052
例えば 「告白した次の日、クラスのみんながそのことを知ってるのは当然のことだな。」
/ 失恋に打ちひしがれているところに、今度は社会的抹殺というおまけまでついてくるのだ。
vol.07, l.0565
「くれぐれも、小町のために、とか余計なこと考えないように」vol.Y1, l.2096
あの生徒会選挙のときの俺は、小町に理由を与えてもらっていた。
/ だから、あの時に俺はたぶんまちがえたのだ。
vol.10, l.2895 のこと。
せめて何の準備がなくとも、嘘偽りのない言葉を言えるようになりたいvol.Y1, l.2117
俺ガイル結を通して八幡にはひねくれた応答が少ない理由。 あるいは 嘘も誤魔化しもないように
vol.Y1, l.2262 。
かつ、八幡の会話相手が時折戸惑う原因が、八幡の応答がひねくれていないから、ということ。『え、あ、……うん。はい』
vol.Y1, l.2265, 「いえ、ちょっと以外だったから」
vol.Y1, l.2455 など。
ぎこちなくも、由比ヶ浜結衣との電話は繋がっている。vol.Y1, l.2119
結衣から二年参りの誘いの電話。雪乃は同行。小町は同行を拒否。
本編と異なり小町は同行しない。
未だ厳然たるカーストは存在していることを。vol.Y1, l.2192
結2での結衣の解決法への布石か。
「わかってる。ちゃんとするよ」vol.Y1, l.2241
恐らくこの台詞が八幡が結衣を明示的に選択した箇所、その表現だろう。このセリフの前後、 きっと俺が何か自分の願いや想いを言葉と形にすることは、もうないのだろう。
vol.Y1, l.2068 と 「とりあえず、一緒に行くってことで」
vol.Y1, l.2268 とで八幡の行動が反転している。少なくとも通常八幡はこの種の誘いを断る。 「いや、俺ちょっとあれなんですが……」
vol.Y1, l.3239 。
『うん、聞こえてた』vol.Y1, l.2254 /『ヒッキーは、どうする?』vol.Y1, l.2258
結衣は 「わかってる。ちゃんとするよ」
を聞いていた。つまり結衣は、八幡が自身を選択したことをその会話から察している。
いつでも、雪ノ下雪乃の体内時計は規則正しさを失わない。vol.Y1, l.2323
12/31。結衣、雪乃、八幡で二年参り。結衣と八幡は二人で雪乃の誕生日プレゼントを買う約束をする。結衣は雪乃宅へ。
本編と異なり結衣は三浦らとの板挟みにならず、結衣と雪乃は初詣後に一緒に過ごす。
「また、明日ね」vol.Y1, l.2692
本編は結衣は三浦らと同行している為、八幡は雪乃だけを送っている。 「今年も、よろしく」
vol.10, l.0609 。
知っていることと知らないことについて、比企谷八幡は考える。vol.Y1, l.2698
1/2。結衣と二人で雪乃の誕生日プレゼント選び。帰りに陽乃・葉山に捕まる。
本編と異なり小町は同行しない。
「小町ちゃん、受験生だもんね」/「うん、頑張る!」vol.Y1, l.2789
「頑張る。」結衣が小町が来なかった理由を察した表現。
何事か、雪ノ下陽乃は企んでいる。vol.Y1, l.2937
陽乃は雪乃を呼び出す。
「来ないって言ってたんでしょ?」/「まぁね。けど、わかんないじゃない?」vol.Y1, l.2973
本編では 「出ないんじゃないかな」
/ 「ううん、たぶん今日は出ると思う」
vol.10, l.0829 。俺ガイル本編での雪乃は「参加しない」とさえ伝えていない。二年参り後に結衣と雪乃が一緒に帰った影響。
「ふーん……」/つまらなそうな声で言うと、vol.Y1, l.3013
陽乃にとっても雪ノ下家がコンプレックスの源になっているという表現だろう。
さっきから入口のほうからちらちらと見られているように感じる。vol.Y1, l.3214
結2巻への布石。このシーンが噂になる。
いつまでも、雪ノ下姉妹の関係は推し量ることができない。vol.Y1, l.3246
陽乃は八幡を連れて雪乃の誕生日プレゼントを買う。陽乃は八幡に結衣と雪乃の何れを選ぶかを問い、八幡が未だ検討中であると理解する。陽乃、結衣、八幡は雪乃にプレゼントを渡す。雪乃は陽乃のプレゼントを喜ぶ。
「わたしの用はもう済んだから別にどっちでもいいよ」/陽乃さんの用というのが雪ノ下に誕生日プレゼントを渡すことだけだったとも思えないがvol.Y1, l.3521
八幡に雪乃と結衣のどちらを選ぶかを問うこと。「比企谷くんは?もう選んだ?」
vol.Y1, l.3440
本編と異なり八幡らは雪ノ下母に会わない。但し雪乃は食事に同行しただろう。
「それを本物とは呼ばない、だっけ。……なら、何が本物なんだろうね」vol.Y1, l.3467
「ただ一方的に願望押しつけてたというか、勘違いしてただけで、それを本物とは呼ばない」
vol.08, l.1736 。尚、バレンタインイベント前であるので、ここでの「本物ではない」は、本編11巻で陽乃が糾弾した慣れ合いの状態の事ではない。
「わたしの用はもう済んだから別にどっちでもいいよ」/陽乃さんの用というのが雪ノ下に誕生日プレゼントを渡すことだけだったとも思えないがvol.Y1, l.3521
八幡に雪乃と結衣のどちらを選ぶかを問うこと、確認すること。「比企谷くんは?もう選んだ?」
vol.Y1, l.3440
本編と異なり八幡らは雪ノ下母に会わない。但し雪乃は食事に同行しただろう。
「ヒッキーも考えてよ。」/「ハーフ&ハーフ?とかできないのかな?」vol.Y1, l.3551
砂糖菓子のサンタもお家も、チョコレートのプレートも全部ひとり占め。
vol.Y1, l.0070 と矛盾する。
八幡を結衣と雪乃でハーフ&ハーフ、が結衣の解であるということ。
あるいはさらに 「もろもろ全部やるから、お前の人生に関わらせてくれ」
vol.14, l.5078 を引き、このアプローチがまちがっているということだろう。。
あるべき場所へ向かう正しい道筋を選ぶ。vol.Y1, l.3561
八幡が既に結衣を選んでいるということ。
まず、選ばずにいたら、どこへも行けずに、このまま立ち尽くして終わってしまう
vol.Y1, l.3561 とあるので、少なくとも、「どちらも選ばない」は答えではない。
さらに、俺ガイル新、雪乃を選んだ後の 今の俺はあの時とは違う、確かな答えを口にするべきだ。
vol.N4, p.022 の「あの時」が、葛西臨海公園での だから、その答えを口にするべきだ。
/ その選択を、きっと悔やむと知っていても。
vol.12, l.0034 を参照している、とする。俺ガイル新での「確かな答え」は雪乃を選んだことなので、これとは違う葛西臨海公園での「答え」とは、結衣を選ぶこと、である。