結3巻 バレンタインデー/WIP
読みました
なんか書く、というplaceholder
雑多
2月。 八幡と結衣は距離を縮め、結衣は雪乃の想いや八幡の心情を察し、交際には至らない。 TODO 八幡自身や雪乃視点
バレンタインイベントは好意の表明を扱うという点で結衣の初回依頼と相似する。相似としては本編よりも俺ガイル結(というよりもanother)の方が整っている。本編11巻と another の成立は同時期(同日販売)であるためか。
雪乃は八幡と結衣が二人で会話する姿を見てある種安堵する。二人の会話は聞こえていない。
一段目で肩を寄せ合い、並んで座る彼と彼女。/たった一枚きりのコートのほうが温かそうでvol.Y03, l.0NaN
雪乃が見た二人は 袖は通さないまま右肩に羽織り、左肩はこっちの腕にぴったりくっつけて
vol.Y02, l.3792 。
このとき、八幡と結衣の会話は 「しょうがないだろ。好きなもんは好きなんだから」
/ 「そっか。好きなんじゃ、しょうがないね」
vol.Y02, l.3847 であり、その目的語は暗黙に雪乃を指す。 あるいは「全部はいらない」
vol.Y02, l.3829 であり、結衣は八幡を雪乃と共有する手段を模索している。
すなわち八幡と結衣はここで八幡が雪乃を好きだという事実で合意している。他方で雪乃はこれを聞いておらず、かつ結衣と八幡が仲の良いことに安堵している。すれ違い。
たぶんそれはため息ではなくて、安堵の吐息に近い。vol.Y03, l.0NaN
雪乃は本編 「ちゃんと始めることだってできるわ。......あなたたちは」
vol.03, l.2939 の時点で結衣を諦めている。その再確認。
雪乃は八幡と結衣が二人で会話する姿を見てある種安堵する。二人の会話は聞こえていない。
なぜかフリーペーパーを作る羽目になり、一色と出かけることになってしまった一件vol.Y03, l.0NaN
きっと、一色いろははお砂糖とスパイスと素敵な何かでできている。
vol.10.5, l.0785 のこと。
「いや、手作り全然いいでしょー。俺的にも? そういうのちょっと憧れるっていうか?」vol.Y03, l.0NaN
本編よりも戸部と海老名の距離が若干近いか。意図不明。
あいつは誰のために作ろうとしたのだろうかvol.Y03, l.0NaN
結衣の初回の依頼、つねに由比ヶ浜結衣はきょろきょろしている。
vol.01, l.0759 のこと。結衣は八幡の為に作ろうとした、物語の始まり以前から結衣は八幡を好きだった、そのことに八幡が気付いていない、ということの再確認。本編と同様。
……ただ、あの日とった行動がまたささくれのような引っ掛かりを生んでもいる。vol.Y03, l.0NaN
本編との差異。
「あの日とった行動」が葉山の 「陽乃さんに伝えたいですね」
vol.Y02, l.3202 であれば、三浦が葉山と陽乃の過去を気にしていること。
八幡と結衣が 学校へと向かう道を二人寄り添うように
vol.Y02, l.3344 歩いたことであれば、「引っ掛かり」は結衣から八幡への好意が公知となっていること、少なくとも三浦や海老名に秘する必要がないこと、いずれ雪乃がそれを耳にするリスク。
八幡は結衣に告白する環境を作るべく、結衣とバレンタインデーにディスティニーシーに行く予定で合意する。
多少のことなら雰囲気に呑まれて誤魔化して、『ノリだから』の一言で済ませてみたいもんだ。そうやって、期待して甘えて委ねて待ってていたいもんだ。vol.11, l.0164
本編との差異。本編では八幡は結衣を誘うも結衣は保留し、八幡は「期待して甘えて委ねて待」ち、結果として葛西臨海公園デートに至る。
俺ガイル結では、八幡は結衣に告白すべく能動的に結衣を「ディスティニーシー」に「バレンタインデー」に誘う。
とどのつまり、これは単なる日付に俺と彼女が意味を見出だすか、意味づけをするかの問題だ。vol.Y03, l.0NaN
恋人の日という意味を見出して回避するか、告白することで恋人の日とするか。つまり八幡が結衣に告白する環境を作り、結衣がそれに合意している。
「まぁ、俺はいつでも空いてるから……」/「……その日にするか」vol.Y03, l.0NaN
矛盾。 バレンタインデーであっても八幡が結衣を誘っている事の強調。
いろはを含めた奉仕部の日常。
「雪ノ下先輩、わたしが入ってきた時、めっちゃ驚いた顔してまして」vol.Y03, l.0NaN
恐らく八幡と結衣が二人で会話する姿を見た後遺症。本編では 「わたしが入ってきたときは超いい笑顔だったんですけど」
vol.11, l.0211 。
「あ~……。まぁ、ちょっとゆきのんのこと好きすぎ? というか、構いすぎ? っていうところはある、かも?」vol.Y03, l.0NaN
結衣による陽乃評は初出。
粒すけ、ふさこがね、ふさおとめといった千葉の独自品種もよろしくね? などと、俺が内心で千葉の農業振興に勤しんでいると、vol.Y03, l.0NaN
本編との差異。「粒すけ」は2020年の新品種だそうで。
なお千葉県では収穫した落花生を乾燥させる為の円筒状の野積みを「ぼっち」と呼ぶそうな。などと千葉の農業振興に便乗してみる。
玉縄がバレンタインイベントの共催を持ちかけ、総武高校側は同意する。
本編と異なり、八雪結ともに、バレンタインデーつまり好意の明確化を回避せずともよい。よって、バレンタインイベントを玉縄が主導する、のは作劇上の要請だろう。
書記ちゃん。名前出てこないのも当たり前だ。vol.Y03, l.0NaN
アニメでは藤沢佐和子。
マラソン大会の打ち上げの時、玉縄から名刺みたいなのもらったな……。vol.Y03, l.0NaN
「ここに連絡してくれないか」
vol.Y2, l.3756 。
おそらくこれは先にわざと見劣りする企画を出して、後に本命を出す、アンカリング効果の応用だ。vol.Y03, l.0NaN
本編で八幡が用いた手法。「捨て企画、捨て案を出すことで、本命を通す作戦だな」
vol.13, l.1744 。door-in-the-face, DITF, とも。
折本からチョコをもらうためだけに、こんなことまでしているのか……。なんて遠回しで面倒くさくて気持ち悪いんだ……。vol.Y03, l.0NaN
であるからこれは笑うところ。本編の八幡は雪乃に関わるためだけにダミープロムを持ち出した。
それとなく渡すことができる、という需要もあるわけでしょう?」/その瞳は奥底を見透かすように静かだった。vol.Y03, l.0NaN /由比ヶ浜もぼうっと雪ノ下を見つめていたvol.Y03, l.0NaN
まず雪乃が八幡にそれとなく渡す、という需要がある。いろはや結衣はそれを察し受け入れる。
……優しいですねvol.Y03, l.0NaN
など。
「とにかく明るく楽しく、元気にやってもらえれば」/「それも大事なことだと思いますよ」vol.Y03, l.0NaN
いろはが雪乃が身を引いた事を理解した傍証。八幡を譲られた結衣には雪乃に対して普段通りの振舞いが必要だということ。
「ええ。……頑張って」vol.Y03, l.0NaN
お菓子作りを。
「(八幡の告白の受諾を、八幡との交際を)頑張って」、という解釈は捻くれ者の悪い癖だ。として八幡はそれに気付いていない事にしている、事を周辺の饒舌が示す。
「えっと、ヒッキーは……どうする?」vol.Y03, l.0NaN
雪乃のバレンタインイベントの目的はチョコレートを八幡にそれとなく渡す
こと、雪乃のチョコレートを八幡に味見させること、であって、これを八幡は認めるか否か、の質問。八幡の応答は「その合意に気付いていない」、もしくは「気付いていないことにする」、の意だろう。
結衣の初回依頼、 味見して感想をくれればいいのよ
vol.01, l.1051 を引く。当時の雪乃の目的は結衣の手料理を八幡に食べさせる事であって、八幡はそれに気付いていなかった。これとの対比である。
なお本編11巻では、結衣と雪乃が同じ場で八幡にチョコレートを食べさせる事が目的である、という意図で暗黙に合意していた。であるから本編11巻では 三人して、なんとなく視線を交わし、思わず破顔する
vol.11, l.0914 。
ゆらりと揺れる重いくらいの黒髪に淡いピンクはよく映えた。vol.Y03, l.0NaN
八幡が贈ったもの。 「え? これって......クリスマスプレゼント?」
vol.06.5, l.6080
薄手の黒いエプロンvol.Y03, l.0NaN
八幡と買ったもの。 「どうって言われてもなあ......すげぇよく似合ってるとしか」
vol.03, l.1456
チョコレート、卵、お砂糖、薄力粉、無塩バターにココアパウダー。vol.Y03, l.0NaN
クラシックなガトーショコラ、ココアパウダー混ぜたスポンジケーキにチョコレートを塗ったもの、でしょう。
何度やり直しても、幾度繰り返しても、私は同じものを作るだろう。vol.Y03, l.0NaN
雪乃が定型作業が得意であること、これまで多くのものを定型作業として諦めてきた、だから八幡もそうして諦めようとしている、という表現だろう。
淡いピンクと淡いブルー、二本が離れることがないように、結いつける。vol.Y03, l.0NaN
八幡による雪乃と結衣のイメージカラー。「由比ヶ浜さんがブルーで、私が、ピンク?
vol.06.5, l.6092
ここまでー
参考までに、結3巻前後の3人の関係性を 本編プロム編 と同様に言語で近似すると
「しょうがないだろ。好きなもんは好きなんだから」/
「そっか。好きなんじゃ、しょうがないね」vol.Y2, l.3847
静かに扉を閉じる。vol.Y03, l.0NaN
「わかってる。ちゃんとするよ」/
『うん、聞こえてた』vol.Y1, l.2254
一段目で肩を寄せ合い、並んで座る彼と彼女。vol.Y03, l.0NaN
──ずっと前から、好きだったんだ。vol.Y01, l.0187
「ちょっといろいろあるの」vol.Y2, l.3832
静かに扉を閉じる。vol.Y03, l.0NaN
だろうか。
なんていう構造な事に気付くと読むのにとっても時間がかかりはじめる